作品名: 幾望桜(きぼうざくら)
作 家: エリー秀仙
解 説
幾望は「幾」(ほとんど)「望」(満月)を表す満月前夜の十四日目の月を呼ぶ名前です。「待宵月(まつよいづき)」とも呼ばれますように、待つ事を楽しむ日本の風流を表現しています。遠くに天の川が見えるかのようですが、近付いて観ると風に舞う夜桜の花びらであることがわかります。昔話に登場する月で杵を突くウサギがこの夜は飛び出してどこかに隠れています。満月は明るくて素敵ですが、敢えて前夜の幾望を愛でながら完成を待つワクワク感を心の余裕として持ち続けたい、そんな古くから受け継がれる日本人の気質を思い起こして頂きたいという願いが込められています。
(技法・詳細)墨、岩絵具、和紙、額装横66cm x 縦98cm、2023年1月制作
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